05
SYSTEM
分配金制度
01
頑張る人が評価される環境づくり
この会社でしか得ることができない
ただ一つの何かがある
JustOneが主とする原状回復工事の仕事は 内容の厳しさや給料の面などからも様々な問題があります。
日本の人口が減少に傾き始める中、3K職場(「きつい」「汚い」「危険」)に分類される業界は、人材の確保が難しくなってきています。
さらに我々のような原状回復工事業者は「帰れない」「給料が安い」の2Kが加えられ5K職場となり「人材」の「材」を抜いて「人」の確保でさえ困難な状況です。
この状況は同じ業界内に見られ 若年層については離脱者も多いとされています。
高年齢化の解消のために様々な取り組みを試みている経営者もいるかと思いますが、根本的な解決には程遠い取り組みと見えます。
なぜなら問題点を排除し、有力者や就労意欲の高いものに利益を分配される必要があるが、現状は困難で、結果解決されず、不平不満や閉塞感がないがしろにされているからだと考えます。
その解決しなければいけない問題には大きく分けて2つあります。
⑴ 労働の対価の問題
01. 労働賃金の初期設定
02. スキルに見合った労働賃金設定
03. 1と2を解決するすべがない
⑵ 労働環境の問題
01. 長期労働の問題
02. 理不尽な人間関係
03. 個々の人材の働き方の問題
01-1.賃金の設定基準が曖昧である
02-2.能力が高くても対価が伴わない
03-3.適正な賃金を算出するすべがない

01-1.長時間労働を制御できない
02-2.勤怠管理が困難である
03-3.多様な働き方が認められない
『頑張る』=『利益を出す』
労働者が自己の利益を追求したことが、会社の利益につながるという仕組みがこの業界に有れば、経営者と労働者の双方にとって本当に幸せな労働環境を提供できるのではないかと思います。 そしてそれは、とくに潜在的な能力の高い若い人材にとってこそ意義のある環境であり、この業界の深刻な高齢化に歯止めをかけることはできないとしても、何か一つの光明になるのではないかと考えています。

自己の利益のために意欲的になる
潜在的能力の高い人は意義のある環境
会社の利益につながる
上記の問題解決のためにJustOneでは独立支援型の分配方式を考え
より働きやすい環境づくりの取り組みの実施を計画しています
従業員を3つのタイプに分けて考えます
この業界に…

初めて入る者

長くいるが
専門的な技術がない者

長くいて
専門的な技術を持つ者
-
初めて入る者
・・・専門の技術の習得をサポート一定期間仕事を教えて希望があれば独立できる環境を整える同時に独立が不向きとなった時は従業員に戻る選択肢を与える
-
長くいる者
・・・労働環境の選択教育期間は必要ないとし独立をし自営業者として取引をするか否かを決めてもらう。従業員としての選択も可能
それぞれの立場の人材が自由に労働環境を選べるが
選んだ労働環境に対し 独自の『分配金システム』により対価が変わります
02
頑張る人が評価される環境づくり
JustOneの働き方改革 分配金システム

1. 見積金額に含まれる分配元金のイメージ
-
分配元金
自社施工分延べ作業時間で等分され分配される
-
会社の利益
成長のための投資
-
外注費
専門工外注費、産廃処分費
-
固定費
事務所維持費、事務所人件費
-
材料費
仕入れ先への発注、ホームセンター等での購入、在庫の商品
2. 分配金の仕組み
① 分配金は使う経費の金額により増減する
自社での工事施工比率が高い場合

外注工事の比率が
高い場合

同じように、材料費を多くかけた場合も見積金額に対する分配元金の比率が下がります。
外注工事の比率が増えることが単純に悪いとは言えませんが、同じ作業に対して高額な外注先を使うことが従業員の不利益にもつながります。
分配システムにより経費の振り分けを明確にし、目に見て認識してもらうことで信頼関係を築くとともに 不公平感を軽減し、この分配金の制度が自然にかなった働き方であることがわかる
② 分配金は時間に依存する
下の円グラフが10万円の見積金額であった場合の
分配金のシミュレーション

■ 見積もり金額10万円にかかる経費
-
元請けに対するマージン
¥10,000
-
自社固定費
¥10,000
-
外注費
¥15,000
-
材料費
¥15,000
-
差引分配元金
¥50,000
差引分配元金の内
10%を会社の利益とする

5万円-(5万円×0.1)=4万5千円
勤怠管理から分配金を導き出すイメージ
担当者 | 作業内容 | 作業時間 | 分配金 |
---|---|---|---|
A | 立ち会い | 1H | ¥3,000 |
A | 見積 | 1H | ¥3,000 |
A | 打合せ | 1H | ¥3,000 |
B | 工事 | 10H | ¥30,000 |
C | 完了確認 | 1H | ¥3,000 |
B | 手直し | 1H | ¥3,000 |
延べ作業時間合計 15H | 分配金合計 ¥45,000 |
各々の分配金の合計金額
担当者 | 作業時間 | 分配金 |
---|---|---|
A | 3H | ¥9,000 |
B | 11H | ¥33,000 |
C | 1H | ¥3,000 |
延べ作業時間合計 15H | 分配金合計 ¥45,000 |
分配金の制度の中で働くことで賃金の設定基準は完全に能力に依存することになります。分配金の仕組みを理解している者に分配金の計算式を与えることで、自分の能力に見合った賃金を自分で逆算させることができます。独立した者達は経営者と同じ立場に立つことで無駄を減らし効率を上げることに貪欲になると思われます。
③ 分配金は作業員の能力により増減する
(② 分配金は時間に依存するを参照)
下の円グラフが10万円の見積金額であった場合の
分配金のシミュレーション

■ 見積もり金額10万円にかかる経費
-
元請けに対するマージン
¥10,000
-
自社固定費
¥10,000
-
外注費
¥15,000
-
材料費
¥15,000
-
差引分配元金
¥50,000
差引分配元金の内
10%を会社の利益とする

5万円-(5万円×0.1)=4万5千円
勤怠管理から分配金を導き出すイメージ
担当者 | 作業内容 | 作業時間 | 分配金 |
---|---|---|---|
A | 立ち会い | 1H | ¥3,000 |
A | 見積 | 1H | ¥3,000 |
A | 打合せ | 1H | ¥3,000 |
B | 工事 | 10H | ¥30,000 |
C | 完了確認 | 1H | ¥3,000 |
B | 手直し | 1H | ¥3,000 |
延べ作業時間合計 15H | 分配金合計 ¥45,000 |
各々の分配金の合計金額
担当者 | 作業時間 | 分配金 |
---|---|---|
A | 3H | ¥9,000 |
B | 11H | ¥33,000 |
C | 1H | ¥3,000 |
延べ作業時間合計 15H | 分配金合計 ¥45,000 |
特筆すべき矛盾
同じ、¥45,000-の分配金であっても作業員の能力の優劣によって分配金の時給金額が変わっていきます。そればかりか、能力の劣る者へ分配される分配金合計金額が高くなるという不平等が生じることになります。
この時、この現象に対する各人の対応は次の三つに分かれると考えられます。
-
① 能力が劣るものを教育する
-
② 能力が劣るものを排除する
-
③ 能力が劣るものをそのまま放置する
短期的に見ると②番の能力が劣るものを排除するが多くなると思いますが長期的に見ると、能力が高い者が、能力が劣るものを教育することが自分の利益につながることに気付き始めると考えていますし、また、そちらに誘導すべきだと考えています。
長時間労働をいとわない者は長時間労働に耐え、それに合うだけの対価を得ることができますし、 ライフワークバランスを一番に考え、ほどほどに仕事をしたい者はほどほどの対価を、 働かない者は働かないだけの対価がシステム入力により自動的に算出されていきます。
真剣に仕事に取り組む者にはそれだけの対価を払い、さぼっていたらそれはまたそれだけの対価を払う。 長時間労働を強いられた者にはその対価を払い、短時間だけしか働くことができない者でも対価をもらえる。 ということで、すべての働き方が認められることも、この制度の特徴の一つです。
能力が劣る者を排除するよりも
長期的に見て教育した方が
利益になるという根拠




能力が劣る者を排除するよりも
長期的に見て教育した方が利益になる
能力の高い人材は、同じように能力の高い人材とともに作業をすることが自己の利益を高める最善の策となるが、 同時に能力の高い人材は抱えている 仕事の量も多いので、建設的に考えると他の者を教育することが多くの仕事をこなしていく 最善の道となります。